■暮らし方レポート
~素敵な過疎のまちづくり・コミュニティの拠点・ゆいま~る厚沢部~

吉木(ゆいま~る厚沢部ハウス長)

 ゆいま~る厚沢部は、厚沢部町の従来からの課題である高齢者介護福祉・地域医療・雇用問題等の解決と、過疎化対策を兼ね備えた、他に例のない新たな事業モデルとすることを目標として、2009年から町民へのニーズ調査の取り組みからスタートしました。

 医療・介護・福祉の総合的な地域ケアシステムの構築、そのことによる雇用創出とUターン者増を目指し、実際、3名の若いスタッフがUターンしています。

 また、開設一年前より町民との意見交換会を開催し、その意見を取り入れ、昨年5月1日、ゆいま〜るシリーズとして、また、厚沢部町としても初めての介護付有料老人ホームとして20世帯の「ゆいま~る厚沢部」が誕生しました。

 町の中心に位置した便利な立地であるうえ、隣接する町営のプールやパークゴルフ場が気軽に利用できます。

 建物は地元の木材をふんだんに使用しており、誰でもが利用可能な地域開放型の交流場所としても機能する食堂・ギャラリーも備えています。

 ゆいま~る厚沢部が開設したことで、自宅で多少不安な暮らしをされていた方々が、これまで以上に自由な暮らしを住み慣れたまちでできるようになりました。平均年齢86歳と長寿な方々が多いのですが、自立をされている方も一緒に暮らし、多様な生活が営まれています。

 ここに暮らしてから、車椅子使用で生活しておられた方が歩行器で行動されたり、杖を手放すことができた方など、半数程度の方が介護度が軽くなりました。

 生活環境を整え日常的に安心がゆきとどくと心身が自立していかれることを目の当たりにしました。

 入居者の方々が新しい仲間と暮らしあうことを受け入れ、スタッフと一緒に生活を見直しながら暮らしあっているからだと思います。

 また、廊下が回廊式になっていますので、1日に何周するかなど、思いついたら自分なりの運動ができることもよいと思います。

 ゆいま~る厚沢部には、認知症の方のためのグループホームや在宅生活を支えるデイサービスを併設されており、住みなれた町で自分らしく暮らし続ける地域ケアシステムというテーマと向き合いながら、今後も、地域の皆さんとともに歩んでいきたいと思っています。

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▲ゆいま〜る厚沢部の全景。
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▲4月雪解けを待って機能訓練を兼ねて散歩。
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▲くつろぎの空間でおしゃべりに花が咲いています。
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▲とある日曜日に地域開放型のギャラリーにて小学生が漫画を楽しみ、ハウス内にも足を運んでくれました。
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▲芋の塩煮づくりはまずは皮むき。皆さん会話もなく、黙々と手を動かしています。
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▲園児とのふれ合い:お散歩の途中に寄ってくれました。入居者は大喜びでした。
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▲農家さんから差し入れのトウモロコシの皮むき。
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▲北海道独自の木製の「下の句かるた」に燃える。(一般的には百人一首のこと)
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▲陽気が良くなれば年齢を問わず誰もが楽しむ北海道恒例の「BBQ」に舌鼓。
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▲緑が鮮やかなる季節には心も身体も軽やかになり散歩三昧です。
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▲厚沢部はメークインの発症の地。そのメークインを使った郷土料理「芋の塩煮」です。